2月22日は猫の日

ペットの健康診断を推進する獣医師団体(一社)Team HOPE(チームホープ、代表:太田亟慈 犬山動物総合医療センター代表)は、2月22日(にゃんにゃんにゃん)「猫の健康診断の日」に合わせ、2月1日~28日の期間、「猫の健康診断キャンペーン」を実施いたします。

0歳から年に1回の健康診断を

ご家族さまから「子猫の健康診断は必要ですか?」「初めての健康診断は、いつ受ければいいの?」という質問をよく受けます。先天的な病気を見つけるためにも、猫が0歳のうちに健康診断を受けていただくことをお勧めします。実際に0歳~3歳の子猫に血液検査を実施したところ、4.1%の猫に異常値が検出されました(2017-2018年Team HOPE調べ)。

元気なうちから全身の健康なデータを蓄積しましょう

異常が見つからなかった場合でも、健康な時のデータを蓄積することは大切です。集めたデータに変化が出てきたら、いち早く精密検査を行い病気の早期発見につなげたり、食生活や生活環境の見直しを始めるなど疾病予防に役立ちます。

7歳以上の猫には年に2回の健康診断を推奨

半年に1回の健康診断と言うと、多いと感じるご家族さまもいらっしゃるかもしれません。しかし私たち人間は毎年健康診断を受け、前回の数値と比較をしながら変化を見つけます。ペットも同様に、中・高齢期を迎えていく上で、定期的に総合的な健康状態を知り、記録することが大切です。
猫は人間の約4倍のスピードで年をとります。猫の7歳は人間でいえば、50歳近い年齢です。急速に進む加齢によって起こる外見からはわかりにくい変化を見つけるためには、半年に1回受診いただくことをお勧めしています。

個体ごとに異なるペット自身の健康な時の数値や状態を定期的な健康診断で確認することで、大切な家族である猫の病気の早期発見・早期治療を実現していきます。

動物病院へ連れて行くのが難しい場合は尿検査から

猫は犬に比べ、ケージに入るのを怖がったり、動物病院へ行くのを嫌がるケースが多いです。0歳のうちから動物病院へ足を運ぶことで、少しずつ慣れることができます。動物病院によっては、猫専用の待合室を設けている所もあります。犬とは別の待合室であれば犬の鳴き声で驚く心配はありません。待合室が分かれていない場合は、待機中バスタオル等で覆うと猫は安心ができます。

どうしても動物病院へ連れて行くのが難しい場合は、採尿いただき、尿だけを病院へお持ちください。猫は尿から見つけられる病気はたくさんあります。たとえば腎臓疾患や尿路結石、膀胱炎等、元気でも症状が進行している場合があります。まずは尿検査だけでも行ってください。

猫を動物病院へ連れて行く工夫

  • キャリーはプラスチックがお勧め。麻や布などでできたキャリーは猫が爪をひっかけてしまい、さらに嫌がってしまいます。
  • 猫がキャリーに入りたがらない場合、キャリーの中で食事をあげる等して慣れさせましょう。
  • 猫を洗濯ネットに入れる方法もあります。100円ショップなどで粗めのネットを購入してください。ネットに入ったまま診察することができます。
  • 移動中の車の中ではバスタオルや毛布をかけてあげましょう。

お知らせ

2013年8月28日

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