漢方治療

 当院では、西洋医学と東洋医学の融和をめざし、漢方医学を積極的に治療に取り入れています。これは、西洋医学では十分に対応できない部分を補うことや、西洋医学との併用により、効果的に抵抗力を高め病気に負けない体を作る近道となります。 西洋医学の得意とするところは、病気の原因をとことん調べて原因別の治療ができることです。西洋医学の多くは有効成分が単一で切れ味が鋭く即効性があるため、感染症の菌を殺す、熱や痛みをとる。血圧を下げるといったひとつの症状や病気に対する直接的な治療に適しており、手術が必要な場合や救急疾患、重症の感染などには、西洋医学がすぐれています。

 

 一方、漢方医学の得意とするところは、病名で診断することではなく、患者さん一人ひとりの体質や病気の状態を見極めながら、最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメイド治療」だといえます。ですから、同じ病気でも患者さんの状態によって飲む薬が違ったり(同病異治)ひとつの薬がいろいろな病気に応用される(異病同治)こともあります。  最近、愛するワンちゃん、ネコちゃんも、我々、人間と同じように、高年齢に伴う高血圧症、糖尿病などの生活習慣病(成人病)の増加がみられます。また、加えて免疫異常による気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や心身症、ストレス病などの複雑な病気が増えてきました。

 

 このような病気に対して、西洋薬だけでは十分な対応ができないことも多く、即効性がある反面、効き目が強く出てしまったり、副作用が出たりすることもあります。 当院では、西洋薬と漢方薬の効能を症状にあわせて処方します。患者の自然治癒力を引き出すためには漢方を、急性期の処置には西洋薬を使うなど、お互いの長所を生かす新しい治療法を取り入れています。

治療症例のご紹介

高齢猫ちゃんの漢方治療とレーザー治療(後肢のマヒ・排便困難の治療)

今回は、高齢猫ちゃんの治療症例のご紹介です。

りーちゃん(20歳)

 

今から約1年前、高齢による脊椎疾患の為に、後肢マヒ・排便困難の症状が現れていました。病院での漢方治療やレーザー治療により、後肢の動きや便の出方も良くなり、現在は元気も食欲もあります。

 

後肢マヒはありますが、便も自分で出来ています。

いつまでも元気で居て下さいね!

猫の漢方治療・レーザー治療

お知らせ

2013年8月28日

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