楽しいクリスマス&お正月の食べ物の注意

さあ12月も中旬、クリスマス、年末年始、我々人間には楽しくワクワクする季節がやって来ました。

ワンちゃんにとってはどうなのでしょうか?

 

きれいなクリスマスの装飾や食卓に並ぶご馳走・・・これを誤って食べさせてしまわないようにしなくてはなりません。

例えばクリスマスのポインセチアは誤って食べてしまうと中毒症を起こし危険です。

症状として、嘔吐、下痢、皮膚炎が主に出てきます。 また、ポインセチアの樹液は、人の皮膚についた場合も皮膚炎になる可能性もあるので注意ください。 

少量であれば、命の危険までにいたることは稀ですが、小型犬のような小さな子や子猫に対しては特に注意しましょう。

 

 

フライドチキンの美味しそうな匂いは犬にとっても魅力的です。

飼い主さんが食べ終えたチキンの骨をゴミ箱からコッソリと持ち出して盗み食いするワンちゃんもいますね。

 

 

昔から『鶏の骨は縦に裂けるから食道や胃に刺さる。犬に与えてはいけない』と言われています。

お正月になるとエビやカニなど甲殻類が並ぶこともあるでしょう。この甲殻類の硬い殻も危険ですが生のエビやカニはその成分が危険です。

また、イカにも注意が必要です。生のイカやエビ、カニに含まれる「チアミナーゼ」という成分は、ビタミンB1を破壊する働きがあるため「ビタミンB1欠乏症」を引き起こすおそれがあります。ビタミンB1が不足すると、犬はふらついたり、歩行障害などを引き起こしたりしてしまうケースもあり、とても危険です。

 

 

その他にもこんなことに注意してあげてください。

チョコレート中毒

メチルキサンチン(テオブロミン、カフェイン)含有量に依存するため、カカオ含有量が多ければ多しほど中毒症状が生じやすく症状(嘔吐、下痢、頻脈、痙攣など)は一般的に摂取後1〜6時間後に現れる。

 

ぶどう、レーズン中毒

中毒の原因はまだ解明されていないが、急性腎不全を呈し死に至ることがある。生のブドウと比較して、レーズン(干しぶどう)のほうが中毒症状を示しやすいとされている。

 

 

 

他に食べてはならない異物(ヒモ、果物や梅干の種、トウモロコシの芯、オモチャなど)、中毒症状を起こす物(人の医薬品、観葉植物、観賞用ユリ、肥料、ネギ類、除草剤、)を食べてしまったら?

 

吐いてしまうと逆に食道に刺さり危険なものもあります。

時間が経ってしまうと、体に吸収されてしまい重症になる場合がある為、先ずは、動物病院に相談してください。
(夜間、動物病院がお休みの場合、次の日の朝に動物病院に相談ではなく、すぐに夜間救急動物病院に相談してください)。

 

動物病院では、毒物除去(催吐処置、胃洗浄処置、活性炭の投与)、拮抗薬・解毒薬の投与、点滴その他対症療法を行います。

命に関わる中毒がありますので、飼い主さんがワンちゃんネコちゃんに食べれれない様に家の環境に気をつけてあげてください。

 

 

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2013年8月28日

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